01
PEEK・PEIフィラメントの物性
スペイン、ヨーロッパ、米国、中国のメーカーが公開している 12 件のデータシート を基にしたデータです。確認日: 2026年10月26日。 網掛けの帯は公表値の中央値、色の細い線は個々のデータシートを表します。目盛りはライブラリー全体で共通なので、素材どうしをひと目で比べられます。
ノズル温度 °C · 9 件のデータシート
365–400 °C 範囲 300–420
ベッド温度 °C · 8 件のデータシート
125–135 °C 範囲 100–160
密度 g/cm³ · 11 件のデータシート
1.3 g/cm³ 範囲 1.2–1.38
ガラス転移温度(Tg) °C · 5 件のデータシート
162 °C 範囲 143–217
HDT(0.45 MPa) °C · 8 件のデータシート
148 °C 範囲 90–208
ビカット軟化温度 °C · 2 件のデータシート
204 °C 範囲 173–236
引張強さ MPa · 12 件のデータシート
90 MPa 範囲 50–105
引張弾性率 MPa · 11 件のデータシート
3,440 MPa 範囲 2,050–3,830
破断伸び % · 5 件のデータシート
18 % 範囲 2–72
曲げ強さ MPa · 10 件のデータシート
116 MPa 範囲 52–145
曲げ弾性率 MPa · 10 件のデータシート
2,690 MPa 範囲 2,170–3,700
乾燥温度 °C · 2 件のデータシート
130 °C 範囲 110–150
乾燥時間 h · 1 件のデータシート
7 h 範囲 7–7
スペイン · 1 ヨーロッパ · 5 米国 · 5 中国 · 1 帯: 公表値の中央値
02
PEEK・PEIフィラメントの造形温度とプリント設定
| 項目 | 一般的な値 | データシートの範囲 |
|---|---|---|
| ノズル | 365–400 °C | 300–420 °C |
| ベッド | 125–135 °C | 100–160 °C |
| 造形速度 | 30–60 mm/s | 30–70 mm/s |
| 乾燥温度 | 130 °C | 110–150 °C |
| 乾燥時間 | 7 h | 7–7 h |
難易度 高 加熱チャンバーを備えた業務用プリンターに限ります。
密閉型プリンター 必須 2 / 2 件のデータシート
印刷前の乾燥 130 °C
· 7 h 湿気を吸った状態のスプール向けに、メーカーが示している値です。
03
PEEK・PEIとポリカーボネート、ナイロン、ABSの比較
各素材のデータシートの中央値です。素材をクリックすると、全体の範囲を確認できます。
04
PEEK・PEIフィラメント1スプールの長さ
データシートの密度の中央値(1.3 g/cm³)で計算しています。実際のスプールは、直径の公差によって数メートル前後する場合があります。
PEEKとPEIとは
PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)とPEI(ポリエーテルイミド)は、高性能ポリマーです。非常に高い使用温度に耐え、機械的強度と耐薬品性が高く、自己消火性があり、航空、自動車、インプラント、実験機器に使われます。分析した12件のデータシートには、両方と、同じ系統のほかのポリマーが含まれます。
ガラス転移温度の中央値は162 °Cで、一般用途のどのフィラメントよりはるかに高い値です。
必要なプリンター
- 非常に高温のホットエンド: データシートは、ノズル365–400 °Cを求めています。
- 非常に高温のベッド: 125–135 °Cです。
- 能動的に加熱するチャンバーが必要で、閉じるだけでは足りません。なければ、造形物に亀裂が入り、剥がれます。
- 造形前にしっかりとした乾燥を行います。
そのため、業務用プリンターの素材です。家庭用プリンターで耐熱性を求めるなら、ポリカーボネートかナイロンを検討してください。
FAQ
PEEK・PEIフィラメントについてよくある質問
家庭用プリンターでPEEKを造形できますか。
確実には造形できません。ノズルとチャンバーに、業務用機器でしか到達できない温度が必要です。