01
PCTGフィラメントの物性
スペイン、ヨーロッパ、米国、中国のメーカーが公開している 6 件のデータシート を基にしたデータです。確認日: 2026年10月26日。 網掛けの帯は公表値の中央値、色の細い線は個々のデータシートを表します。目盛りはライブラリー全体で共通なので、素材どうしをひと目で比べられます。
ノズル温度 °C · 3 件のデータシート
250–270 °C 範囲 230–270
ベッド温度 °C · 3 件のデータシート
90–110 °C 範囲 60–110
密度 g/cm³ · 6 件のデータシート
1.23 g/cm³ 範囲 1.21–1.23
ガラス転移温度(Tg) °C · 2 件のデータシート
81 °C 範囲 78–84
HDT(0.45 MPa) °C · 6 件のデータシート
76 °C 範囲 76–76
ビカット軟化温度 °C · 3 件のデータシート
88 °C 範囲 88–88
引張強さ MPa · 6 件のデータシート
44 MPa 範囲 43–45
引張弾性率 MPa · 1 件のデータシート
1,755 MPa 範囲 1,755–1,755
破断伸び % · 6 件のデータシート
220 % 範囲 24–220
曲げ強さ MPa · 6 件のデータシート
60 MPa 範囲 60–72
曲げ弾性率 MPa · 6 件のデータシート
1,600 MPa 範囲 1,600–1,650
乾燥温度 °C · 1 件のデータシート
75 °C 範囲 75–75
乾燥時間 h · 1 件のデータシート
24 h 範囲 24–24
スペイン · 0 ヨーロッパ · 4 米国 · 2 中国 · 0 帯: 公表値の中央値
02
PCTGフィラメントの造形温度とプリント設定
| 項目 | 一般的な値 | データシートの範囲 |
|---|---|---|
| ノズル | 250–270 °C | 230–270 °C |
| ベッド | 90–110 °C | 60–110 °C |
| 造形速度 | 30–155 mm/s | 20–200 mm/s |
| 乾燥温度 | 75 °C | 75–75 °C |
| 乾燥時間 | 24 h | 24–24 h |
難易度 中 PETGと同じように、開放型のプリンターで造形できます。
密閉型プリンター 推奨 1 / 3 件のデータシート
硬化ノズル 不要 1 / 1 件のデータシート
印刷前の乾燥 75 °C
· 24 h 湿気を吸った状態のスプール向けに、メーカーが示している値です。
03
PCTGとPETG、コポリエステル、ポリカーボネートの比較
各素材のデータシートの中央値です。素材をクリックすると、全体の範囲を確認できます。
04
PCTGフィラメント1スプールの長さ
データシートの密度の中央値(1.23 g/cm³)で計算しています。実際のスプールは、直径の公差によって数メートル前後する場合があります。
PCTGとは
PCTGはPETGと同じコポリエステルですが、成分の比率が異なります。シクロヘキサンジメタノールが多く、エチレングリコールが少ない配合です。この違いで衝撃に対する粘り強さと透明度が上がり、造形のしやすさはそのままです。分析した6件のデータシートでは、ノズルが250–270 °C、ベッドが90–110 °Cで造形します。
PCTGとPETGの比較
- 耐衝撃性が高く、薄い部品でももろくなりにくくなります。
- 透明度が高いのは、ナチュラルの種類です。
- 同じ系統のトラブル: 糸引きと、平滑なPEIへの過度な密着です。
- 耐熱性はほぼ同じ: ガラス転移温度の中央値は81 °Cです。
衝撃を受ける部品でPETGでは物足りないとき、プリンターを替えずに移れる選択肢がPCTGです。
PCTGフィラメントの造形方法
PETGと同じです。ベッドは温め、ファンは控えめにし、平滑なPEIには離型剤を塗り、フィラメントは乾燥させておきます。乾燥条件を示しているデータシートでは、75 °Cが目安です。
FAQ
PCTGフィラメントについてよくある質問
PCTGはPETGより優れていますか。
より粘り強く透明度も高く、造形のしやすさは同じです。その代わり、流通量が少なく、価格もやや高めです。